会員の活躍の声

体に障がいがある方への作業療法
(1)私のプロフィール
勤務施設:NHO鳥取医療センター
勤務年数:4年目
趣  味:ドライブ、映画鑑賞、スノーボード

(2)選択:作業療法士への道
私が作業療法士の仕事に出合ったのは資格雑誌です。当時、すでに就職していましたが、自分の仕事にいろいろと疑問を持っていました。仕事を辞めて何か手に職をつけようと、何気なく開いた雑誌に紹介されていたのが作業療法士の仕事でした。そこには、利用者の方と手芸や木工などの作業をしながら、楽しそうに働いている作業療法士の姿がありました。その当時、リハビリテーションと言えば理学療法士のイメージが強く、このような仕事があることを知りませんでした。丁度、介護保険が開始され、福祉の仕事も魅力的と考えていた頃でした。直接、一人一人の方と関わりながら働く、手芸や木工、園芸などをしながら働くって楽しそう!と思い、一歩を踏み出しました。

(3)現場:作業療法士への道
脳梗塞や脳出血などにより手や足などが麻痺すると、生活をする上でたくさんのことが不便になります。そのような方の身体機能が良くなったり、身の回りの動作が自分で楽にできるようになったり、自宅での生活が安心してできるように訓練・練習をしますが、その手助けが業務の中心です。また、高次脳機能障がいといって物事が覚えられなくなったり、些細なことに気づきにくくなったりした方にも生活がしやすくなるように練習やアドバイスを行います。その他にも、筋萎縮性側索硬化症などにより徐々に手足が自由に動かなくなる方には、自分の意志で楽に操作できるスイッチの作成・工夫を行い、ナースコールへの活用やコミュニケーション支援なども行います。

もちろん、当事者の方だけでなく、当事者を支える家族の方へのサポートも行っています。

(4)希望:作業療法士への道
対象者の方の自宅を訪問し、自宅の状況を確認する家屋調査をすることもありますが、業務の大部分は病院内での訓練です。病院内での訓練で徐々に回復し、できることが増えていくのを見るとやりがいを感じます。しかし、本来の生活の場で困っていることを解消しながら、機能や環境を改善していくことも大切だと思っています。病院内で住宅改修や福祉用具の活用などを考えたり、対象者の方と試したりすることはできます。しかし、それが本当にその方の自宅生活に適しているのかは分からないことが多いように思います。

対象者の方、そして「その人らしく生きる」という本来の生活への関わりを深めたいと思っています。そして、様々な職種の方と関わりながら、対象者の方、本来の生活に、もっと目が向けられるようになれればいいな、と思っています。

体に障がいのある人

・脳卒中    ・パーキンソン病
・リウマチ   ・脊髄損傷
・手足の切断  ・骨折・外傷
・心臓疾患 など

 

 

 

心に障がいがある方への作業療法
(1)私のプロフィール
勤務施設:医療福祉センター 倉吉病院
勤務年数:4年目
趣  味:手芸(刺繍)、音楽鑑賞
特  技:楽器演奏(リコーダー・トランペット演奏)

(2)選択:作業療法士への道
小学校高学年頃から「介護福祉士になりたいな」と思っていました。中学生の時に、足に障がいを持つ友だちと出会い、「介護福祉士になりたい」という気持ちはさらに強くなりました。そして、高校2年生の時、進路指導の先生から「作業療法士の学校に行ってみんか?介護福祉士になりたいと言っとったし、好きな手芸も活かせるぞ」と言われました。この時、初めて作業療法士という仕事を知りました。好きな手芸が活かせる仕事に惹かれました。そして、同じ頃、姉の友だちの作業療法士と出会ったことも作業療法士になろうと思った大きなきっかけでした。
中学生の頃、この友だちと出会わなかったら…高校の進路指導の先生に出会わなかったら…姉の友だちの作業療法士に出会わなかったら…作業療法士の仕事に就いていなかったかもしれません。

(3)現場:作業療法士への道
私は、精神科病院の急性期病棟に勤務しています。ここには、“聞こえないはずの声が聞こえ、日常生活が送れないほどの方”“自信がない・自分は何をやってももうダメだと言う方”など様々な状態・状況の方がおられます。そのような方が、砂絵・ちぎり絵に取り組んだり、身体を動かす卓球・棒体操など行ったり、『病気の症状の軽減』『気分転換』を図ります。また、アロマ、音楽に体操も交えた『リラクゼーション(休息する)』の時間や音楽クラブ・お茶会などの活動も行なっています。
作業療法に参加し「(聞こえないはずの声は)聞こえなかった。」「楽しかった。」「自分でもできることがあった。」など笑顔で話される方もいらっしゃいます。対象者の方が日々の生活で困っていることや希望などを聞きながら、その方らしい生活が送れるように治療・援助をしています。

(4)希望:作業療法士への道
私が勤務している急性期病棟に入院の方は、退院されると地域で生活をされます。地域の方が心の障がいについて充分に理解されているのかといえば、そうではありません。だから、病院内での治療・援助だけではなく、地域の方に理解を深めていただく働きかけもしてゆきたいと思っています。
そして、心に障がいがありながらも地域で生活している方が、どのように生活をしておられるのか、どのようなことに困っておられるのか、どのように対処すれば良いのかなど、一人一人の方にとって暮らしやすい地域を目指し、地域に携わる作業療法士を将来目指したいと思っています。

心に障がいのある人

・統合失調症    ・神経症
・躁うつ病     ・摂食障がい
・アルコール依存症 ・認知症
・薬物依存症        など

 

 

 

老年期に障がいがある方への作業療法
(1)私のプロフィール
勤務施設:介護老人保健施設 まさたみの郷
勤務年数:5年目
趣  味:バスケット、フットサル、釣り

(2)選択:作業療法士への道
高校生のとき、将来どんな仕事をしようか考えましたが、特にやりたいことはありませんでした。高校が商業高校だったので、何となく商業系の大学に進学しようかなと思っていました。
それでも、自分なりに真剣に考えてみました。働くなら何か人の役に立ちたいと思い、医療・福祉に興味を持ちました。そして、看護師や介護福祉士を目指そうと思っていたときに、作業療法士という仕事を知りました。リハビリテーションの仕事があることは知っていましたが、作業療法士という仕事は知りませんでした。どんな仕事なんだろうと興味を持ち、調べていくうちに、手芸や工作、遊びなど様々な活動をしながらリハビリテーションを行い、障がいのある方を支えていく仕事だと知りました。自分は将来、この仕事で困っている人たちの役に立ちたいと思い、選びました。

(3)現場:作業療法士の道
現在の介護老人保健施設では、入所されている方、デイケアを利用されている方のリハビリテーションを行っています。対象の方は手足に麻痺のある方、骨折された方、認知症の方など様々です。具体的な仕事としては、身体の機能の維持や向上を目指す運動や、食事や排泄などの日常の生活動作をご自分の能力を活かしながら安全に行えるように動作の訓練を行います。また、気晴らしや楽しみの提供として余暇活動、レクリエーションなども行います。余暇活動では裁縫、編み物、散歩、園芸などを行い、集団で行うレクリエーションでは風船バレーや体操、歌唱などを行っています。さらに、車椅子、自助具、クッションの選択、紹介や提供なども行っています。
利用者様によっては個別での関わりがよい方、逆に個別は拒まれても集団で行うゲームなどには笑顔で取り組まれる方もおられ、それぞれの方にあった関わり方が大切なんだなと感じています。

(4)希望:作業療法士の道
仕事は大変ですが、やりがいや楽しさを感じているので、今後も高齢者の方に関わっていきたいと思っています。
寝たきりの方や認知症の方など自分の意思を伝えられない方がいらっしゃいます。「希望は特にないです」「することがないけ寝とる」と話す方もいらっしゃいます。しかも、関わる人数や時間は限られ、じっくりとは向き合えないので、一人一人の思いを汲み取ることは本当に難しいです。
今後は、会話や表情、行動などから利用者様の気持ちに気付ける作業療法士になりたいです。他職種やご家族の方と話しながら、その方がどうしたいのか、どうすれば気持ちよく過ごせるのかを常に考え、利用者様の心を支えられる作業療法士になりたいです。病気や障がいを抱え、役割を失った方たちが少しでも自信を持って施設や自宅で安心して楽しく過ごしていただけたらと思います。

老年期に障がいのある人

・認知症    ・脳卒中
・骨折     ・廃用性症候群
・内科系疾患
・パーキンソン病 など


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